鍼灸‐がん‐

乳がん

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抗がん剤

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沈痛

鍼治療では、神経への刺激による鎮痛と、血流改善による筋肉の緊張緩和に伴う鎮痛の相乗効果が期待できます。


総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。


また、古来より認められている鎮痛効果の解明も次のような諸説があります。

ゲートコントロール

鍼刺激が脊髄において痛みを抑制する。

エンドルフィン

鍼刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。

末梢神経の遮断効果

鍼刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。

血液循環の改善

筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする。

経穴(ツボ)の鍼刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。


鍼灸治療は副作用の心配がなく、自然治癒力を向上させることによって疾病を改善させるなど、非常に体に優しい反面、万能ではありません。

例えば、「ガン」など、外科的な処置が必要な病気に対し、「自然治癒力を強くして、切らずに治す」ということは非常識です。鍼灸治療はガンにならない体づくりやガンの治療のサポートをしたりと、副作用の心配もなく安心して長期的に治療を継続できるという点がメリットであると言えます。

再発防止

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免疫力アップ

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代替治療

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補完医療

双方の良いところを組み合わせていくのが補完医療的な概念の基本になります。鍼という、古くからある治療法を、抗がん剤という西洋医学の治療と組み合わせるというのが、補完医療の基本的な考え方を表しています。

今までは、鍼なら鍼だけ、抗がん剤なら抗がん剤だけと完全にわかれていました。しかし西洋医学による治療が非常に進歩した今、例えば鍼だけで全ての治療をまかなおうというのは、やはり無理があります。また、西洋医学一辺倒の治療では、例えばしびれのように、なかなか対応しきれない部分があることも、わかってきました。

そこで、出てきたのが、補完医療という概念です。

補完とは、補い完成させると読むことができます。すなわち、現代の標準治療である西洋医学による治療で足りない部分を、伝統医学である鍼による治療で補うことで、患者さんに対する治療の質を高めていく。それが、補完医療という考え方です。

最近では西洋医学による治療と補完医療とを合わせた統合医療」という概念も確立されてきました。

先進的治療と伝統医学の組合わせは、これからの私達の医療のあり方を大きく変えていくだろうと思います。

補完医療鍼灸治療の目的は、がん患者における痛みや息切れなどの身体症状の軽減、心理的・精神的苦痛の軽減、QOL(生活の質)全般の改善、化学療法の副作用である吐気や嘔吐の軽減、手術後の腸閉塞の予防、乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療などとなっています。