鍼灸‐婦人科‐
冷え性、生理痛
東洋医学においては、「冷えは万病のもと」とされ、「全ての病の背景には、『冷え』がある」と考えられています。
このように、東洋医学においては、冷えは重要な病の要素として扱われ、その原因を根本から治療していくことを長年に渡る治療の目的としてきました。
こういった背景から、東洋医学においては、このような冷えの症状を「精気の虚(根本的な冷え)」と呼んでいます。
「精気の虚」とは『内臓諸器官の機能の低下』ということになります。
針灸治療では冷え体質の改善により人間の本来持つ自然治癒力、身体の免疫力を高め、病気になりにくい身体をつくります。
全身の血流がよくなれば、本来の免疫力を取り戻すことができるようになり、 鍼灸治療を行った後に冷え性の症状が緩和します。
このように、鍼灸治療による冷え症の克服は冷え症が生じている身体の部位のみを治療するものではありません。
内臓の機能を整えながら、全身の血流が良くなるように、身体全体を見ながら治療します。治療を受け続けているうちに、冷え症の症状がずいぶん緩和されていることに気づくことと思います。
当院では、「冷え取りの鍼灸治療院」として、冷え症の予防と改善にも大変力を入れております。生理痛、頻尿、食欲不振、めまい、頭痛、吐き気等、気になる症状を改善いたします。
不妊治療
受精卵がゆったりと着床できる整った状態の良い環境を整えます。
不妊治療鍼灸では、本来持っている自然治癒力を高め、妊娠し やすい身体にすることを目的とし健康で元気な身体づくりのお手伝をいたします。
不妊治療鍼灸の治療目的は、「人間が持っている自然治癒能力を最大限に活かす事」にあります。
逆子治療
足の小至陰、内くるぶしの上の三陰交というツボに直灸(3~5壮)と温灸をします。 廻りにくい方は、腰にもお灸をしていきます。 次に足の外側を体に負担のないようにほぐします(お腹のはりを和らげる効果があります) ※逆子の方のほとんどが冷え性なので足を暖めます。
更年期障害
更年期障害の主な原因は、ホルモンバランスの乱れや減少によって生じると考えられています。
更年期の女性にとっては、ホルモンの減少によって身体の様々な不調を生じますが日常的な生活ができないほど、辛い痛みを生じる身体の状態のことを更年期障害と呼んでいます。
更年期障害の治療方法は、婦人科で処方された薬を飲み続けるか、 閉経するまで堪えるかのどちらかになります。
薬による処方は、一時的には痛みが和らぐものの、再び痛みがきつくなることも多いです。
そのため、薬による処方は根本的な解決には繋がらないのです。
そこで近年、注目されはじめてきたのが東洋医学における鍼灸治療です。
鍼灸治療については、1996年WHO(世界保険機構)が、 「更年期障害」「生理痛」「生理不順」「不妊」「冷え性」などの女性特有の症状に効果があることを正式に発表されました。
また、東洋医学の世界では、「更年期」という概念は、近代医学が 発達する以前より存在しておりました。
このように、更年期におけるメカニズムについては、西洋医学では未だに明確に結論が出ていないにもかかわらず、東洋医学では、古来から、すでに解明していたという驚くべき事実、歴史があるのです。