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特殊治療/ガン補完医療

痛みや吐き気の軽減。術後合併症の予防にも

鍼治療が世界的に人気を集める理由は、その効果の高さです。


鍼治療だけで、がんを縮小させたり消失させたりすることはありませんが、鎮痛剤では取り切れない痛みやだるさなどを軽減させます。現代西洋医療を補完する一手として期待されているのです。

厚生労働省の研究班が作った「がんの補完代替医療ガイドブック」によると、鍼治療はがん患者さんの以下の症状を治療対象としています。

  • 痛みや息切れなどの身体症状の軽減
  • 心理的・精神的苦痛の軽減
  • 生活の質(QOL)全般の改善
  • 抗がん剤の副作用である吐気や嘔吐の軽減
  • 手術後の腸閉塞の予防
  • 乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療

体に鍼を刺したり、お灸を据えたりすることで、痛みなどを鎮める効果がある。考えてみれば不思議なことです。ここで鍼治療の基本について改めて解説しておきましょう。 鍼治療とは、2000年以上の歴史がある医療行為です。医療用の鍼を体に刺したり、接触させたりすることで自律神経を刺激し、体の不快な症状を和らげます。艾(もぐさ)を体の上で燃焼させる「灸」をセットで行うこともあります。どちらも、経穴(けいけつ)、いわゆるツボを刺激することが共通しています。

ツボは、体中に張り巡らされた経絡(けいらく)という回路でつながっており、筋肉の間、関節や骨の陥凹部、動脈の拍動部や分岐部、神経線維や血管が密集しているところなどに存在しています。世界保健機関(WHO)は鍼治療の健康効果を公式に認め、361のツボを認定しています。2006年にはツボの場所の世界基準を統一しました。

再発移転がん治療情報 四国がんセンターHPより引用

国立阪大病院で針治療!!

最先端医療の現場である国立の大学病院で、鍼による治療が取り入れられているのをご存じでしょうか!?

まさに、日進月歩という言葉がふさわしい日本の医療。 最先端医療の象徴の一つとも言える大学病院で、日本に古くから伝わる治療法である「」が行われています。

大学病院で行われている鍼治療とはどういうものなのか。そして、その背景とは……。

ちょっと意外な大学病院の取り組みについてお話します。

平成17年1月に大阪大学医学部に開設された講座がこの臨床試験を行っています。

この臨床試験を行っているのが、大阪大学大学院医学系研究科「生体機能補完医学講座」の伊藤壽記教授です。

抗がん剤の副作用としての四肢末梢のしびれが出ている患者さんのうち、臨床試験の参加に同意をされた方を対象に、 明治鍼灸大学との連携のもと、鍼灸師の先生が治療を行います。

現在もこの臨床試験は継続中ですが、自覚症状が改善する症例も報告されており今後の展開が期待されています。

西洋医学と鍼治療を組み合わせるメリット

西洋医学と鍼(東洋医学)


双方の良いところを組み合わせていくのが補完医療的な概念の基本になります。鍼という、古くからある治療法を、抗がん剤という西洋医学の治療と組み合わせるというのが、補完医療の基本的な考え方を表しています。

今までは、鍼なら鍼だけ、抗がん剤なら抗がん剤だけと完全にわかれていました。しかし西洋医学による治療が非常に進歩した今、例えば鍼だけで全ての治療をまかなおうというのは、やはり無理があります。また、西洋医学一辺倒の治療では、例えばしびれのように、なかなか対応しきれない部分があることも、わかってきました。

そこで、出てきたのが、補完医療という概念です。

補完とは、補い完成させると読むことができます。すなわち、現代の標準治療である西洋医学による治療で足りない部分を、伝統医学である鍼による治療で補うことで、患者さんに対する治療の質を高めていく。それが、補完医療という考え方です。

最近では西洋医学による治療と補完医療とを合わせた統合医療」という概念も確立されてきました。

先進的治療と伝統医学の組合わせは、これからの私達の医療のあり方を大きく変えていくだろうと思います。

補完医療鍼灸治療の目的は、がん患者における痛みや息切れなどの身体症状の軽減、心理的・精神的苦痛の軽減、QOL(生活の質)全般の改善、化学療法の副作用である吐気や嘔吐の軽減、手術後の腸閉塞の予防、乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療などとなっています。

癌でお悩みの方へ

この様な悩みは苦痛はありませんか?

  • 今あるガンによる痛みやつらさを軽減したい
  • 抗ガン剤の副作用を減らしたい
  • 病院治療と併せて代替療法も受けたい
  • 免疫力をアップしたい
  • ガンの再発をなんとしても防ぎたい
  • ガンの怖さを軽減したい

大阪大学病院での取組み『補完医療』をご存知ですか?

鍼という、古くからある治療法を、抗がん剤という西洋医学の治療と組み合わせるというのが、補完医療統合医療」という概念も確立されてきました。

先進的治療と伝統医学の組合わせは、これからの私達の医療のあり方を大きく変えていくだろうと思います。

補完医療鍼灸治療の目的の考えです。現代の標準治療である西洋医学による治療で足りない部分を、伝統医学である鍼による治療で補うことで、患者さんに対する治療の質を高めていく。

それが、補完医療です。

最近では西洋医学による治療と補完医療とを合わせた統合医療」という概念も確立されてきました。先進的治療と伝統医学の組合わせは、これからの私達の医療のあり方を大きく変えていくだろうと研究されています。現代医学でのガン治療の基本は、手術・抗がん剤・放射線の3大療法です。

これが非常に苛酷な療法であることはよく知られているところですが、病院での治療以外にも、多くの「治るための方法」があることを知っていただきたいのです。

西洋医学と東洋医学について、大阪大学医学部や大学病院で研究されている、西洋医学と東洋医学の良い治療を知っていただきたいのです。

病院での検査・治療を否定するつもりはありませんので誤解ないようご理解下さい。


上記は、がん治療に関わる針灸治療の目的について研究発表されたことですが、神戸針灸接骨治療院の針灸治療では、つらい副作用などはない、身体に優しい治療といえます。

神戸針灸接骨治療院では上記の目的の中でも乳がん・抗がん剤の副作用対策に力を入れています。

手足のしびれ、吐き気、ダルさ、下痢などの副作用です。ただ、現在使用中の副作用を抑える効果は高く、日にちがたってもなお残っている後遺症的な副作用では効果が出しづらいことを感じています。

また、神戸針灸接骨治療院では、癌の原因を「冷え」と「ストレス」だと考えています。予防治療として鍼を打ち、灸をすえることで、皆さまの冷えとストレスを改善し、健康に貢献したいと考えています。鍼灸や自然療法は、身体の外から穏やかな刺激を与えるだけです。

神戸針灸接骨治療院では、『統合医療』の概念から、ガンの治療に昔ながらの治療法・鍼灸がお役に立てるという強い想いがあります。鍼灸単独での治すと言うのは難しいことですが、このような治療法があると言うことを知って頂き、体験して頂くことで少しでも、患者さまのお力や励みになり一緒に総合的な治療の一つとして関わらせて頂き完治への道のりを目指したく思っています。

鎮痛効果

鍼治療では、神経への刺激による鎮痛と、血流改善による筋肉の緊張緩和に伴う鎮痛の相乗効果が期待できます。


総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。


また、古来より認められている鎮痛効果の解明も次のような諸説があります。

ゲートコントロール

鍼刺激が脊髄において痛みを抑制する。

エンドルフィン

鍼刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。

末梢神経の遮断効果

鍼刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。

血液循環の改善

筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする。

経穴(ツボ)の鍼刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。


鍼灸治療は副作用の心配がなく、自然治癒力を向上させることによって疾病を改善させるなど、非常に体に優しい反面、万能ではありません。

例えば、「ガン」など、外科的な処置が必要な病気に対し、「自然治癒力を強くして、切らずに治す」ということは非常識です。鍼灸治療はガンにならない体づくりやガンの治療のサポートをしたりと、副作用の心配もなく安心して長期的に治療を継続できるという点がメリットであると言えます。